会長のひと言 (2021-02)

元首相で日本体育協会会長で、日本ラグビー協会会長でもあり、
“東京オリンピック・パラリンピック組織委員会”の森 喜朗会長が女性蔑視発言で辞任。
三月には聖火リレーが始まり、観客を入れるか否かの判断、又は新型コロナの状況次第では、
開催の可否の判断を迫られる等の状況下に於いて、今月初めにはボランティア390人の辞退申出があり、スポンサー企業からの圧力も高まり、最後には国際オリンピック委員会・IOC・バッハ会長の『森会長発言は“完全に不適切だ”』と指摘する声明文の発表があって、
森会長は辞任の意向を固めた。

森会長は、コロナ感染拡大による大会選手の特例入国再開や、700人/日が必要とされる医師や看護師の確保、そして、政府・財界への協力の要請や調整等において、
森会長の影響力は絶大なものであり、オリンピックの開催に貢献された事も事実であった。
しかしながら、現在、IOCは“女性理事の割合いを40%以上”と目標に挙げて、オリンピックの発展には女性の参画が最重要課題として、活動している。
その中での森会長の女性蔑視発言は、恥ずかしい限りです。
さらに、森会長は記者会見の席に於いて『オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な表現だった』と釈明をして、一件落着と思ったが、「辞任はしないのか?」と言う記者の質問に対して『あんたは、どう思う?』『そう思うなら、それでいい』等、
逆切れをして、会長にあるまじき居直った態度が世論の批判の火に油を注いだ格好になって
辞任に追い込まれたのも事実です。

近代オリンピックの生みの親でもあるク−ベルタン氏の言葉の中に
「勝つことではなく、参加することに意義があるとは、至言である。
人生において重要なことは、成功することではなく、努力することである。
根本的なことは征服したかどうかにあるのではなく、よく戦ったかどうかにある。」
この事は全ての社会・企業・家庭・個人に対しても進むべき道や考え方の指針になっていると思います。
故事に「人の振り見て、我が振り直せ」の有名な言葉があります。
相手の欠点はよく気がつくが、自分を客観的に見て、反省できる人が、私を含め、減っていると思います。
今はコロナ感染が終息しない不安な状況下において、
個人に於いては、健康面でコロナにかからない、コロナを人にうつさない。
企業に於いては、徹底した顧客重視の姿勢を貫き、高品質な業務サービスをもって、顧客の生命、身体、財産を守り、コンプライアンスを重視し、社会に心から貢献・奉仕に努めれば、
おのずと自分の幸福となって返ってきます。

幸福は、自分が他人の為に、心から貢献・奉仕の努力をした“ご褒美”です。

代表取締役   野村頼理