会長のひと言 (2018-09)

2018年に日本列島を襲った災害は例年になく多く、本年初めには寒波が流れ込み異常な豪雪となった。
寒波の次は草津の白根山の火山の噴火が起き、4月9日には島根県西部に震度5強の地震が発生した。
6月18日には大阪府北部を震源とする震度6弱の地震が発生した。
6月28日から7月8日にかけて台風7号と梅雨前線の影響を受け西日本を中心に大雨の被害を受け死者227人、行方不明者10人もの尊い人命が奪われた。
7月になると日本全国で熱中症により緊急搬送された人は5万4,220人、死者は133人で2008年の統計開始以降、月別で最多となった。
台風も例年より多く発生し、台風12号・20号・21号と日本列島に大きな被害をもたらした。
特に9月4日に近畿地方を襲った台風21号は、25年振りとなる非常に強い勢力で上陸した。関西国際空港では高潮による滑走路の浸水や停電などで閉鎖した。

また、タンカーが空港の連絡橋に衝突し一時8,000人が孤立し、今も飛行機の発着に影響を及ぼしている。
この様な大惨事が冷めやらぬ9月6日に北海道胆振地方中東部を震源として発生した最大震度7の地震は、北海道で初めての観測となった。
この地震による土砂崩れにより、家屋が倒壊して41人もの犠牲者を出し、北海道内全ての火力発電所が緊急停止し、北海道内全域の約295万戸で停電が発生した。
そのため災害基幹病院において通常の緊急対応が出来ず、公共交通機関も停止、北海道全土が闇の中に包まれ不安な状態となった。
ガスも電気も水も情報も何もない状況は、人々の不安を一層掻き立てた。

この様な不安を解消するには電力の供給しか無いのですが、北海道電力から安定した電力の供給をする為に10%の節電のお願いをしたところ、7%の協力しか頂けなかった。
この北海道民の行動は現在の日本国民の多くの考え方を象徴しているのではないでしょうか?
その結果20%の節電のお願いになり、強いては計画停電に繋がり、自分達で自分達の首を絞める事になったのではないでしょうか?

災害時の助け合いの言動に、「自助・公助・共助」がある。東日本大震災が起きた宮城県気仙沼市の階上中学校卒業式で男子生徒が答辞に、 「苦境にあっても天を恨まず運命に耐え助け合って生きていくことが、これからの私達の使命です。」と読み上げた。希望と感動を与えてくれてありがとうございます。

代表取締役   野村頼理